令和2年度行事予定

ごあいさつ

 校長  遠藤 聡


〔学校近況〕
  記録的に降雪量が少なかったために、校長室の窓の外にあるマンサクの黄色く小さな花は例年よりかなり早く咲き、桜と交替する前に散ってしまいました。今は、その桜も満開を過ぎ、正門沿いの道路の桜もだいぶ寂しくなりました。一年の中でも校舎周辺が最も華やぐ時期に、残念なことに、それを見ながら登校する生徒の姿はありませんでした。
 皆様ご承知のように、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、昨年度末に全国一斉休校要請がありました。卒業証書授与式は卒業生と教職員のみで行うしかありませんでした。離任式は行えず、メール配信による退任・離任者の紹介だけになりました。指導を受けた先生方とのお別れもできず、在校生にとっては何とも区切りのつけにくい年度末となったことだと思います。
 今年度に入っても、新任式はかなり簡素化して行いましたし、入学式も簡素化した上で、保護者の参加は各家庭1名のみという制限がつきました。例年の様子を知る者にとっては非常に寂しい光景でした。
 しかし、事はこれだけに留まらず、学校の授業や行事はその後も中止や延期とせざるを得なくなっています。また、部活動の様々な活動や大会等も次々と中止となり、目指してきた目標がなくなってしまうという、大変な状況です。これまで努力してきた成果を発揮する場もなくなってしまった生徒の皆さんの気持ちを考えると、言葉になりません。
 今後は一刻も早くこのコロナ禍が終息し、いつもの日常が戻ってくることを願いながら、手洗いなどの予防措置や外出自粛要請に従った行動を取るなど、できることをきちんとやっていきましょう。厳しい闘いにも必ず終わりは来ます。それまで、みんなで頑張りましょう。


〔沿革〕
  本校は、大正14年「増田町立実科高等女学校」として、ここ増田の地に創立されました。その後、昭和23年に現在の校名となり、平成7年には全国的にも時代に先駆けた県内初となる総合学科と、歴史ある農業科、園芸科の流れを汲む農業科学科の二学科体制となって、現在に至ります。九十有余年の歴史を誇る伝統校であり、これまで18000名を超える同窓生を送り出して参りました。
 私自身も昭和54年に本校を卒業した同窓生の一人であります。生徒として3年間在籍し、教員として8年間勤務しました。そして昨年度から、また母校に勤めることができる幸せを感じております。場所が変わった建物もありますが、校舎もそのままで、懐かしい我が家へ帰ってきたような気持ちでおります。


〔特別活動・進路状況〕
  これまでの長い歴史の中では、陸上競技部の全国大会入賞や山岳部のインターハイ優秀校のほか、いくつもの運動部・文化部、農業クラブが全県大会入賞を果たし、全国大会、東北大会へ出場しております。昨年度も、農業クラブの農業情報処理競技で全県最優秀賞、プロジェクト発表と意見発表でも東北大会に出場しました。また、OA部、陸上競技部、男子バレーボール部も東北大会出場の常連校となっています。このように、全県、東北での活躍も顕著な上、精力的に活動している部もたくさんあります。
 また、進路状況については、進学者56名のうち、国公立大学2名を含めた四年制大学への合格が12名、就職者52名のうち県内就職者26名、公務員6名と、生徒の進路実現を目指す、両学科の特徴を活かした取組が成果としてあらわれております。


〔校訓・教育目標〕
 本校では、校訓『恩に生き 勤労に立て 清き感情 強き意志を持て』を掲げ、日々の教育活動を通して、
  ①心身ともに健康で思いやりのある心豊かな人間
  ②自ら学び、自ら考え判断し、主体的に行動できる人間
  ③正しい勤労観を持ち、郷土の発展に貢献する人間
  ④社会の変化に柔軟に対応し、21世紀をたくましく生き抜く人間
の育成を目指しております。
 『令和』という新しい時代においても、ふるさとを愛し、たくましく生きる力を備えた、地域に貢献する有為な人材を育てていくことが本校の責務と考えております。
 今後とも、なお一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。