平成29年度行事予定

ごあいさつ

                         校長  堀川茂進
 校舎の東窓から見える真人山に、心地よい春風が流れるころになると、山は長い眠りから目を覚まし、厳しい冬を耐えた桜の木々はその蕾みをふくらませ、やがて、まばゆいばかりの仄白い花を咲かせます。
        ま と
   真人の山のいただきに 夜明けの雲のたなびけば 桜の花の咲き匂う
   われらが増田高校に 自由の鐘ぞなりわたる

 流麗な調べの校歌にうたわれた、増田のシンボルとしても親しまれる「まとやま」は、こうして、春の訪れをふもとの里に知らせるのです。
  本校の始まりである「増田町立実科高等女学校」が、秋田県南部に広がる雄平の大野の、ここ増田の地に誕生したのは、大正14年、春のことでした。それから幾たびか校名が変わり昭和23年には現在の校名となりますが、平成7年、全国的にも時代に先駆けた県内初となる総合学科と、歴史ある農業科、園芸科の流れを汲む農業科学科を設置して現在に至ります。これまで18000名を超える同窓生を送り出してきた本校は、昔も今も、「増高(ますこう)」と呼ばれて変わらずに愛されてきた、90有余年の伝統を誇る伝統校です。
 本校の歴史ある校訓をご紹介しましょう。

   恩に生き 勤労に立て 清き感情 強き意志を持て

 他校に類を見ない歴史と重みを感じさせるこの校訓は、創立10周年を迎えるにあたり、時の校長が標語として提唱したものをもととしておりますが、現在、在籍する389名の生徒は、この校訓のもと、勉強や部活動に意欲的に取り組み、その活躍や活動は、地域はもちろん、県下に知られるところとなっております。
 長い歴史の中では、陸上競技部の全国大会入賞や山岳部のインターハイ優秀校のほか、いくつもの運動部・文化部、農業クラブが全県大会入賞を果たし、全国大会、東北大会へ出場しておりますが、昨年度の成績をご紹介しますと、女子ソフトテニス部のインターハイ・東北大会出場、陸上競技部、男子バレーボール部の東北大会、あるいは東北新人大会出場、農業クラブの東北大会優秀賞、毎日新聞社主催毎日農業記録賞優秀賞、OA部の東北大会出場など、全国、東北での活躍があげられ、その他の部も精力的に活動しております。
 また、進路状況については、進学者77名のうち、4年制大学20名の合格をはじめ、就職者51名のうち県内就職者34名、公務員4名と充実した状況となっております。
 日々の教育活動を通して、本校では、思いやりのある心豊かな人間、主体的に行動できる人間、郷土の発展に貢献する人間、21世紀をたくましく生き抜く人間の育成を目指しております。未来がどのような世の中になろうとも、たくましく生きる力を備えた、そして、ふるさとを愛し、地域に貢献する有為な人材を育てていくことが本校の責務と考えておりますので、今後ともなお一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。